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2005年03月25日

blog(ブログ)の光と闇

 ある母親が1年以上に渡って子供の虐待日記を公開していたblog(ブログ)がネット上で話題になり、閲覧者たちの善意の通報によって、福祉の手がその母子に差しのべられたという出来事が先日ありました。日本国内での話です。

 更正しようとしている母子をむやみに刺激したくないので事の詳細は省きますが、インターネットを介したゆえに虐待事件を未然に防止することができたということでは大変意義のあった出来事だったと思います。

 誰でも簡単にホームページを作れるツール「ブログ」。日本でも数年前から普及し始め、今では猫も杓子もブログを利用している感がありますよね。もけもけもそのうちの一人です。

 ブログの利用法という視点から上の母子の事例を考えると、誰でも作成できる日記ツールだからこそ母親が虐待の事実を公開することができ、それを読んだ閲覧者の目にとまって最悪の事態になるのを食い止めることができたのではないかという見方もできるし、虐待日記などの有害コンテンツを持ったホームページを簡単に作成して公開できてしまうという弊害を生んでいるという見方もできるかもしれません。

 今回は、ブログに関する事件や出来事をまとめてお伝えしようと思います。

 その前に入った緊急ニュースです。小学5年生の女の子が、3月16日水曜日夕方から行方不明になり、その少女の母親がブログ「つぐみ、どこにいるの?」を作成し情報提供を広く求めていらっしゃいました。

 幸いなことにこの少女は後日無事に戻ってきたそうで、現在はブログ名も「娘が帰ってきました。」に変更されています。

 そのブログの記事「引き続き、ご協力のお願い」では、他にも行方不明のお子さんを捜しているホームページを紹介しています。読んでみてくださいね。みなさんの情報提供をお願いします。

 また、ブログやサイトをお持ちの方は、この情報を広めて情報提供の呼びかけに協力しましょう!

 それでは、まずは昨年末にあったブログ関連ニュースから。

ブログで会社をクビに――米国で解雇例が続出HOT WIRED JAPAN 2004年12月6日)

 テキサス州の客室乗務員、ワシントン州の派遣社員、ユタ州のウェブデザイナーに共通するものといったら何だろう? 実はこの3人は、いずれも自分のウェブログ(ブログ)に掲載した内容を勤め先にとがめられ、それを理由に解雇されたのだ。
(中略)
 テキサス州の客室乗務員、エレン・シモネッティ氏は今年の秋、米デルタ航空から無給の停職処分を言い渡され、その後福利厚生費等も停止され、結局解雇されたという。シモネッティ氏の訴えによると、解雇の理由は、事実とフィクションを織り交ぜた自分のブログに、制服姿でポーズをとる自分の写真を掲載したことだという。しかし、勤め先としてデルタ航空の名前を具体的にブログで言及したことはなく、写真の件で同社から連絡があってすぐにサイトから写真を削除したとシモネッティ氏は述べる。
(中略)
 シモネッティ氏と同様の経験をしたマイケル・ハンスコム氏についてマイクロソフト社に問い合わせたときの反応も、デルタ航空と同じようなものだった。ハンスコム氏は今年の10月、米ゼロックス社と契約した派遣社員として、ワシントン州レドモンドにあるマイクロソフト社の敷地内で働いていた。ある日、当時最新のマシンだった『Power Mac G5』(パワーマックG5)が数台、会社に到着した。これを見て、マイクロソフト社が米アップルコンピュータ社のハードウェアを使おうとしているとは面白いと考えたハンスコム氏は、写真を撮り、自分のブログに掲載した。
(中略)
 だが、この事態を見とがめた人物は確かにいた。ハンスコム氏は4日後に上司のオフィスに呼ばれ、問題の写真がハンスコム氏自身のサイトに掲載されている以上、会社は削除するようにと命令することはできないが、ハンスコム氏がマイクロソフト社の敷地から立ち去るように命令することはできると告げられ、すぐにその通りになった。
(中略)
 ユタ州のウェブデザイナーだったアームストロング氏は、2002年に一緒に仕事をしている人たちの性格について自身のブログに何回か書き込んだところ、その噂が当時の雇用主の耳に入り、まもなくその書き込みを理由に解雇された。
(後略)

 え、こんなので解雇されちゃうの?って理不尽も感じますが、実際のお話です。

 ブログはもともとWEB用の日記ツールとして開発されたものだから、プライベートなことを書いてしまいがち。その上、あまりに手軽に書けるため、世界中に公開してるんだってことをつい忘れてしまうのかもしれないですね。

 冒頭の保護された母子の事例でも、日記に書かれていた内容から推測して母子が住んでいる地域をある程度しぼりこめ、近辺の警察等に通報することができたようです。

 プライベート情報や仕事に関することを書くときには慎重にしなくちゃいけませんね。でないと、ただの悪ふざけのつもりが一生を左右することになってしまうかも…。こわいですね〜(汗)。

 企業にとってもブログは新しいツールなんで、ブログに関する社内規定が作られていないことが問題みたい。上の記事でも「企業は自社の従業員がブログを運営している可能性があることを認識し、ブログに関する明確な方針を作成するべき」という専門家の意見が書かれてます。

 でも、社員のプライベートをどこまで社内規定で縛れるのか、それも難しい問題ですよね。

 日本ではまだブログが元で解雇されたって話は聞いたことがないけれど、いずれ同様の解雇例が発生してしまうことになるかも…。気をつけましょー!

 もう一つ、ブログで問題になっているのが「無断引用・無断転載」。これも手軽にサイトを作れるブログだからこそ、多い問題のようです。

 無断引用の是非は別にして、お次は、このブログの「無断引用」をうまく利用して、ブログの流行を分析して検索エンジンに利用する「アイランク(iRank)」という検索アルゴリズムが開発されたというニュースです。

人気ウェブログは頻繁に「無断引用」――ウェブログ間の情報の流れを解析HOT WIRED JAPAN 2004年12月6日)

(前略)
 今回の研究に参加したエイタン・アダー氏は「ウェブにおける重要な人物は、(外部からの)リンクが最も多いサイトの運営者ではなく、ウェブログのネットワークで流行を引き起こす人物だということがわかった」と述べている。

 こうした流行のもととなる人たちを見つけだすのは難しい場合もある。興味深いアイディアやニュース記事を最初に指摘した人が、他のサイトで必ずしも引用元として名前を明記されるわけではないからだ。

 実際に、HP研究所の調査でも、あるアイディアが10以上のウェブログに広がった場合、70%のウェブログが、そのアイディアについて自分たちよりも前に言及していたウェブログにリンクしていないことが明らかになっている。

 この困難を乗り越えるため、研究チームは、テキストの類似性、リンク、他のサイトへの伝播率に基づいて情報の出所を推測する技術を開発した。

 たとえば、ウェブログAが細菌のぬいぐるみを作成している米ジャイアントマイクローブズ社のような話題を呼びそうなトピックを紹介するのに「ふわふわ細菌」という言葉を使っており、一方で数日前に同じコミュニティーでウェブログBが全く同じ表現とリンクを使用していた場合、AがBからこのトピックを拝借しているといういい証拠になる。

 研究チームは、この技術を『アイランク』(iRank)と名付けられた検索アルゴリズムに組み入れた。総合的な人気に基づいてウェブサイトをランク付けする米グーグル社の『ページランク』とは異なり、アイランクは、ウェブログの主流へどれだけ伝染力のあるアイディアを取りあげているかによってランク付けが行なわれる。
(後略)

 要するに、この「アイランク」という検索アルゴリズムを用いれば、リンクやトラックバックで繋がってなくても実際に「ネタ元」になったブログを発見できるってことらしい。

 この「アイランク」が一般の検索エンジンに組み込まれるかどうかはまだわからないそうですが、組み込まれたら「ブログは検索エンジンにヒットしやすい」という定説やSEO・SEMの技術までが崩れることになるかもしれないんじゃないかなぁ。

 いかに新鮮な情報を提供できるか、ネタ元になれるかが、ブログの人気バロメーターになっちゃうかもしれないってことですもんね。でも、個人サイトだと、これはキツイですよ〜。

調査結果:ウェブログの3分の2は「三日坊主」HOT WIRED JAPAN 2003年10月8日)

 市場調査会社の米パーシアス・ディベロップメント社が6日(米国時間)発表した「ブログ」サイトの調査によると、3分の2が2ヵ月以上、全く更新されていないという。日記のような気軽さでウェブログを作成できるホスティングサービスが次々に登場したが、実際の日記同様、「三日坊主」になることが多いようだ。

(中略)

 継続的に更新されているブログについても、更新の頻度は低く、平均で14日間隔。週1回以上更新されているものは約10万、毎日更新されているのは5万足らずだったという。

 ブログユーザーの比率は男性44%、女性56%で女性の方が高く、更新を止めてしまう人も男性の方が多かった。また、更新をやめてしまうかどうかでは、年齢による差はなかった。

 まあ、ブログは日記のようなもんですからね。もけもけアイランドもブログにしてから1年以上。よくもったもんだと我ながら思います。

 だけど、三日坊主にならなくてすんだとしても、ブロガーには次なる関門が待ち構えているようです…。

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」HOT WIRED JAPAN 2004年7月8日)

(前略)
 仕事や家族など、他にもやるべきことがある中で、コメントを管理しきれなくなったというビルモン氏の状況は、毎日記事をアップしている人気のブロガーの間で増えつつある問題――「燃え尽き症候群」――の1例にすぎない。多くのブロガーは、自分のやっていることを楽しみながらも、鋭くて痛烈で機知に富む意見を定期的に書き込まなければならないというプレッシャーは、往々にして負担になってくる。(中略)

 「何かを書き込んだから、今日の任務はこれで終わりとは言えないと」とズニガ氏。「私はいつでも次の話題について考えているからだ。いつもサイトに新しいことを掲載しなければ、読者をがっかりさせるような気がする」(中略)

 コトキー氏は「何も面白そうなことがないとか、(いろいろなブログに顔を出す)デビッド・ワイナー氏の話題を繰り返していたりといった、ぱっとしない中だるみのときがある。まったくなんということだって言いたくなるよ」と語る。コトキー氏自身も、たとえ一部分であるにせよ、自分のサイトのネタとして、ブログ世界の話題に頼っている。「話題にするほど面白いことが見つからない場合もある。ブログは300万もあり、あらゆる人があらゆることを話題にしている。こんな状況でうまくやっていくのは本当に難しい。しかも、他の誰もが口にする話題について書くような、その他大勢の仲間入りはしたくないのだから」(後略)

 これは人気ブロガーになりながら燃え尽きてしまった方々の体験談のようですが、弱小ブロガーのもけもけでさえ「うんうん、分かる分かる」と共感してしまう部分が多いんですよね〜。

 ブログは、日々更新していかなくてはならない。更新していくことに意味のあるツールです。オリジナルなコンテンツを目指そうとすればするほど「ネタ切れ」に悩まされるようになる宿命なのかもしれないですね。

 ほとんどの人は、ブログを飯の種にしてるわけでもないですからね。無理することはないんです。

 でも、中には仕事を辞めて、ブログだけで生計を立てようと新しい試みを開始された人がいるそうです。

ブロガーに蔓延する「燃え尽き症候群」Yahoo! JAPAN NEWS 2005年2月25日)

 ニューヨークでウェブデザイナーをしていたコトキー氏だが、これからは今までの勤務先だったマンハッタンにある金融サービス会社に通勤することはない。代わりに、自分のブログ『 http://www.kottke.org/ コトキー』の充実に専念することになる。このサイトには、ウェブデザインからガールスカウトのクッキー販売にまつわる権力闘争まで、さまざまな話題に関する文章や写真が収められている。

 生計を立てることについても、コトキー氏にはある計画を持っている。ブログの読者に援助してもらおうというのだ。少なくとも本人はそれを期待している。広告収入を得るつもりはなく、読者からの寄付だけに頼るという。(後略)

 ブログで生計を立てるって、アフィリエイトでもやるのかと思ったら、読者からの寄付だけに頼るなんてすごい斬新なやり方ですね〜。滑り出しは順調だそうですが、長続きできるんでしょうか。

 こういう試みって、アメリカならではって感じがしますね。「隣に蔵が建つと腹が立つ」国民性の日本では、まず無理なんじゃないかなぁ。

 ちなみにアフィリエイトでさえ、日本では以下のような調査結果が出ています。

アフィリエイトに対する認知度は高いが実利用者は13.2%〜NS総研調査INTERNET Watch 2005年2月25日)

(前略)
 アフィリエイトを利用するサイトについての質問には、独自ドメイン以外の自分のサイトが48.3%、ブログサイトが40.8%と続く。一方、メールやモバイル、ソーシャルネットワークサービスなどで利用していると回答した割合は、いずれも10%を下回ったという。

 月平均での収入に関する質問では、「収入はない」と回答したユーザーが35.1%で、アフィリエイトを利用する3分の1のユーザーが収入を得ていないことがわかる。収入を得ていると回答したユーザーでは、「1,000円未満」が20.7%と最も多く、「100円未満」が19.1%、「10,000円未満」が17%と続いた。
(後略)

 ブログでのアフィリエイト利用率は上がっているようですが、ブログか否かにかかわらずアフィリエイトでの月収入は1万円以下の人が91.9%!!

 アフィリエイトや寄付だけで食べていくには、よほどの覚悟と技術が必要なようです。
 でも、ブログそのものはいろんな用途に使える可能性を秘めているツールだとは言えそうです。ブログをとりまく事件や出来事も起こり始めてきてますが、これからどんなふうに活用されていくのか楽しみでもあります。

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投稿者 もけもけ : 2005年03月25日 08:11
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コメント

http://www.jikenbo.net/jikenbo/docs/19991111-001.shtml
これはガセ?
真相はどっちなんでしょうか?

Posted by: すいれん : 2005年04月26日 21:47

すいれんさん、こんにちは。
すいれんさんが挙げている記事は1999年11月11日に書かれたものですから、もけもけが上の記事で書いた虐待日記とは全く別物ですね。

もけもけが言っている虐待日記事件(?)はつい最近にあったものです。
母子が保護されたのちのことは読んでいないので知らないですが、話題にしていた掲示板にいた方たちは母子の更正のためにそっとしておこうという雰囲気だったので、たぶんマスコミには取り上げられてはいないんじゃないかな。

Posted by: もけもけ : 2005年04月28日 00:18
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