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2004年07月09日

碁盤と碁石の話と、本因坊戦第6局の結果速報

 みなさんは、どんな碁盤と碁石を使ってますか?今回は、碁盤と碁石の話と、本因坊戦第6局の結果速報をお伝えします。

【本因坊戦第5局結果速報】

 黒番:張栩本因坊
 白番:依田紀基名人

■どんな碁盤と碁石を使ってる?

 もけもけが囲碁を始めたときは、安い桂の折り碁盤と、プラスチックの碁石と碁笥のセット。玩具店で購入したものです。全部で5千円くらいだったかな。

 もけもけアイランドの「みんなの囲碁写真掲示板」には、暇人28さんが息子さんのためにダンボールで作った立派な足つき碁盤の写真をアップしてくれてます。ほのぼの。なかなかの力作で、写真でパッと見ただけではダンボール製だと気がつかない出来栄えです。いいなー、こういうお父さん。

 もけもけは、不器用なので自作はハナから諦めてたけれど、極端な話、紙と鉛筆と消しゴムがあれば手書きの碁盤で囲碁をすることもできるのです。あげハマの石を消したりするのが大変そうだけど(笑)。

 とか言いながら、使ってるうちにだんだんと欲が出てきて、最初の安く買った碁盤セット→親戚からもらった二寸卓上碁盤(たぶん桂?)とガラス碁石と木目調のプラスチック碁笥→碁盤と碁笥はそのままで28号実用蛤碁石と那智黒碁石、という変遷をたどってます。あこがれは蛤碁石の雪印と、ちゃんとした木製の碁笥と、本榧碁盤!

 囲碁をよく知らない人や初心者さんに説明しておくと、囲碁の碁石は蛤(はまぐり)、碁盤は本榧(ほんかや)で作られた碁盤が一番品質がよくて高級品とされているのです。

 蛤碁石のハマグリとは、あの貝のハマグリです。貝殻をくりぬいて磨いて碁石になります。碁石はプラスチック製や硬質ガラスで作られたものもありますが、蛤のものが見た目も美しく、打ち心地がよいとされています。碁石には好みに合わせていろんな厚みのものがあって、分厚くなるほど値段も高くなります。

 プラスチック製は薄いものが多く軽すぎて打ちづらい(小さな子どもには、それが返っていいみたい)、硬質ガラス製は手ごろな値段で重量感があるので普段の勉強用にいい感じ。

 蛤碁石が高級なのは、蛤の貝殻からくりぬいて磨いて作るために、それなりの厚みがある十分に育った貝でなければ碁石がとれないこと、日本産の蛤は縞模様が美しい上質の碁石を作れていたのですが、いまはもう碁石が作れる蛤がいなくなってしまったことなどによります。いま市販されている蛤碁石は、輸入品の蛤から作られたものです。日本産の蛤から作られた碁石は貴重品になっていて、めったにお目にかかることはできません。とくに上質とされていた日向地方の蛤は「幻の蛤」と呼ばれるくらい。古〜い囲碁セットを持ってる人は、もしかしたらその碁石が幻の日向蛤かもよ。

 また、外国産か国産かの違いだけでなく、蛤碁石の中には等級があります。最高級なのが「雪印」、準高級なのが「月印」、普及品とされるのが「実用」と分かれてます。雪印は貝の縞模様がつまっていて美しく、実用はその逆です。もけもけが持ってる実用28号は縞模様がついてないものさえありました。こんなに違うものなのか!って思うくらい、見た目がランクによって違います。

 ちなみに今はもうお目にかかれない日向蛤は、まっ白なのが雪印、少し黄味がかったのが月印、赤味のあるのが花印と分けられていたそうです。ああ、日向蛤を一度でいいから見てみたいなぁ…(うっとり)。

 あと誤解がないように申し添えておくと、蛤碁石は白石だけです。蛤碁石とセットになってる黒石は那智という石で作られてます。蛤を染めたんじゃないよ。那智黒は石なだけあってずっしりと重量感があります。碁石は黒・白セットで売られているものですが、蛤碁石の場合の価格は、大半が蛤の白石が占めています。那智黒はそれほど高価なものではないのです。

 碁盤も木の材質によって等級が分かれています。一番高級なのが榧の木から作られた碁盤。中でも九州の日向地方産が良質とされています。長年使っていると飴色に変色しますが、少し削れば元の色に再製できます。耐久性もあり、材質に適度な弾力性があって、碁石の打ち味が他の木材と比べると格段によいらしい。日本産の榧は日本の風土に合っていて「本榧」と呼ばれるのですが、これまた碁盤が作れるほどの大きな原木はもうないんだそうです。ただ、いま市販されている碁盤の中に本榧製のものはあります。それは、碁盤に使われる材木は割れやゆがみ、カビ防止などのために、長い年月をかけて十分な乾燥をさせる必要があって保管されているものがあるからなんですね。

 本榧盤は高級なので、桂や銀杏だとか、外国産のスプルース(新かや)やアガチス(新桂)やヒバといった木材で作られた碁盤なら比較的安く手に入ります。打ち味や変色の仕方などは、本榧盤より劣ります。もけもけんちにあるのは桂盤なので、長年使ってると黒茶色に変色してしまうらしい。そういえば、亡くなった父が使っていた折り畳み式碁盤は、こげ茶色になってたっけ。

 本榧の中に、さらに木目によって等級があります。木の、どの部分で作られたかによって材質が異なるためです。最上級なのが柾目(まさめ)と呼ばれる木目。さらに柾目には天柾(面だけが柾目)、天地柾(表・裏とも柾目)の2種類あります。天地柾は、音が裏へ抜けて、良い石音がするんだそうです。聞いてみたい!

 碁盤の値段は材質によってほんとにピンからキリまであって、最高級のものは家一軒建てられるほどのお値段らしいよ。でも、安い碁盤でも、高価な碁盤でも、木材を使った碁盤は木目や色合など全く同じものは存在しないんですよね。当たり前だけど。蛤碁石もそうです。一つとして全く同じ模様の碁石はないはず。大切に使ってあげましょう。

 ちなみに「プロ棋士は普段でも高級品を使ってるんだろうなぁ」と思っていましたが、知り合いのプロ棋士さんに聞いてみたところ、そうでもないみたいです。確かにタイトル戦で使われる碁盤セットは高級品だそうですが、プロ棋士さんが自宅で普段勉強に使っているのはガラス碁石だったり、安い盤だったりするそうです。

 そういえば囲碁マンガ「ヒカルの碁」で、主人公ヒカルがじいちゃんから買ってもらった囲碁セットは脚付碁盤でしたが、あれも安い碁盤でしたね。ヒカルのお母さんは「5万円!」ってびっくりしてましたけど。確かに子どもへのプレゼントとしては5万円は高価だと思うけれど、囲碁用品としては安価な方ですよね。たぶん、ガラス碁石セットに桂材の碁盤といった組み合わせだったんじゃないでしょうか。といっても、脚付なので、もけもけにはうらやましいよ…。

 タイトル戦で使用される碁盤は、裏に両対局者のサインがされます。地元の有力者がよい碁盤を提供して使用してもらうこともあるそう。トッププロのサイン入りとなれば、グンと価値が上がりますもんね。

 もけもけが作った囲碁用品の総合カタログサイト「電脳囲碁Life」にも、サイン入り碁盤や、囲碁セットなど、いろんな囲碁用品を紹介しているので眺めてみるだけでも楽しいですよ。

 どんな棋具でも、使っていると愛着が沸いてきます。以前、プロ棋士さんから「碁盤をまたいだり、粗末に扱うと、囲碁の神様に嫌われるよ」というお話を伺いました。そのプロ棋士さんも子供の頃に誰かからそう教わったそうです。碁盤に向かうときの姿勢が大切ってことなんでしょうが、なるほどな〜って思いました。どうせなら、囲碁の神様に愛されたいじゃないですか。「神の一手」に到達するのは無理でも、囲碁を愛し、囲碁に愛されて、楽しみながら強くなりたいですよね。

 最後に、もけもけがオススメだと思ってる囲碁セットを紹介します。それは、携帯用の囲碁セット↓。

Click Here!携帯用磁石囲碁セット MG−25

 約380mm ×190mm ×55mmの専用バッグに収納できるタイプ。

Click Here!携帯用磁石囲碁セット MG−20

 約335mm ×165mm ×50mmの専用バッグに収納できるタイプ。

 普段の勉強や対局用とは別に、携帯用の囲碁セットを持っていると何かと便利なんですよ。コンパクトなんで旅先に持って行ったり、移動中の車中でも広げて使うことができます。ピクニックやキャンプなどに持っていって、大自然の中でのんびり囲碁を楽しむのもいいね。それから長期入院しなければならなくなった碁敵のために、病院へ持参してあげても喜ばれると思います。入院生活って退屈だからね。

 もけもけは職場に持って行って、休憩時間に棋譜並べの勉強をしたり、来客や職場の上司と対局したりってことに使ってます。コンパクトにしまえるので、ロッカーや机の引き出しに入れておけるよ。

 携帯囲碁セットは、ロール式とか他にもいろんなタイプのものがあるので「電脳囲碁Life」の「入門・碁盤セット」のページも見てみてね。

 碁石や碁盤のお手入れ方法なども紹介しようと思ってましたが、ここまでで話が長くなっちゃったので、次回に回します。お楽しみに!

 さて、昨日、今日と行われた、本因坊戦第6局の結果です。第5局までの対局成績は張本因坊が二勝三敗とリードしていましたが、今日の対局で依田名人が勝てばタイとなり、第7局の最終決戦までもつれこむかどうかの大事な一戦。

 依田名人はここのところ、本因坊戦、碁聖戦、富士通杯などビッグタイトルの棋戦での対局続きで、さぞかしお疲れでしょう。大きなタイトル戦は対局ごとに場所が変わり、地方の由緒ある旅館などで行われますから移動時間も馬鹿にならないだろうし、前夜祭などへの出席もしなけりゃならない。トッププロでないプロ棋士は、通常、月に2局程度の対局数らしいですが、トップなればなるほど、対局数が増えて忙しくなるんですね。

 依田名人の体調を心配しつつ、第6局二日目(今日)の昼ごろの途中経過の盤面を見てみました。もけもけの印象では、張本因坊の黒良し!? むむ、依田名人、もしかしてピンチ!? もけもけは依田名人ファンなので、今回は忘れずに「頑張れ〜」と依田名人に念を送っていた(?)のですが…。

 はたして結果は、白246手で終局。黒番の張栩本因坊が半目というわずかな差で依田名人を破り、対戦成績4勝2敗で初防衛を決めました。もけもけにとってはガーン!な結果でしたが、張本因坊、タイトル初防衛おめでとう!!

 しかし、あのあと半目勝負の細かい碁になっていたとは。解説を読んでみると、今日の昼過ぎまでは、もけもけの見立てどおり黒番のリードとみられていたそうですが、午後のヨセ勝負になって白が一時逆転したんだそうです! なんてこった。その後、張本因坊が右辺のコウ争いをうまく戦い、逃げ切りに成功したそう。

 棋譜や対局状況などの詳しい情報は「毎日新聞」ホームページを参考にしてください。

 次回は、7月15日(木)に行われる碁聖戦第2局速報をお伝えします。依田碁聖、頑張ってくださいよ!

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投稿者 もけもけ : 2004年07月09日 21:50
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コメント

いつもトラックバックありがとうございます。
依田ファンのもけもけさんにとっては残念な結果になった第59期囲碁本因坊戦ですが,今度は,依田碁聖は第29期碁聖戦の5番勝負ですね。

「ヒカルの碁」のじいちゃんに買って貰ったヒカルの碁盤は桂製です(第103局 偽りの署名:第12巻 p145)が,碁石はガラス製だったのかは不明です。
「ヒカルの碁」第8巻の扉裏には,緑の碁石が載っています。
http://www.rakuten.co.jp/nihonkiin/432671/426337/433172/
カラー碁石ってのもあるらしいですよ。
http://www.kita-nikkan.co.jp/town/t021701.htm

ではでは。

Posted by: トニイ : 2004年07月10日 06:10

トニイさんは張本因坊を応援してらしたようなので、これで一安心でしたね。
依田名人も、考えようによっては、これからは碁聖戦だけに集中できるというメリットが。

そうか。ヒカルの碁盤の種類も佐為が説明してましたね。記事、訂正させてもらいました。ご指摘どうも!

グリーン碁石は目にやさしくていいそうだけど、カラー碁石はド派手な色ですね(蛍光色?)。
子どもはカラフルな方が楽しいのかな。

Posted by: もけもけ : 2004年07月10日 09:33

もけもけさん、トラバありがとうございます。
今日の毎日新聞朝刊一面、張栩さん防衛の記事は小さかったです。(^_^;)
(去年は割と大きな写真入りで載っていたんですが)
社会面の記事にも写真なかったし・・・
「ひと」欄には載っていました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20040710k0000m070114000c.html

Posted by: ももぞう : 2004年07月10日 10:31

ももぞうさん、コメントどうも!
囲碁はマイナーになっちゃったんですかねぇ…。
かつて新聞社が棋戦の奪い合いをしてたときのように、賑やかになってくれないかなぁ。

Posted by: もけもけ : 2004年07月14日 21:02