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2004年06月25日

プロ棋士のタイプと、本因坊戦第5局結果速報

 今回は、プロ棋士にもいろんなタイプがあるんだな話と、本因坊戦第5局の結果速報をお伝えします。

【本因坊戦第5局結果速報】

 黒番:依田紀基名人
 白番:張栩本因坊

■いろいろなプロ棋士

 今期の本因坊戦を争っているのは、若くてこれから先が楽しみなお二人なんですけども、お歳をめされたプロ棋士さんはどうされているのかご存知ですか?

 少し古い話になってしまいますが、もけもけは5月になって白江治彦七段の引退を知りました。白江七段といえば、昨年度のNHK囲碁講座でおなじみだった、笑顔がやさしいあのプロ棋士さんです。わかりやすい白江七段の囲碁講座も好きでしたが、もけもけは白江七段の著書も好きだったので「プロ棋士引退」のニュースにはショックを受けました。

 でも、手合いを引退されただけで、棋士を辞めるわけではない(日本棋院を辞めるわけではない)ということを後になって知り、ほっと一安心。白江七段はレッスン・プロとして人気があったので、これからもプロ棋士として囲碁の普及に努められていかれるのでしょう。

 レッスン・プロというのは、囲碁教室や指導碁、囲碁の本執筆などで、アマチュアに囲碁を普及・指導してくれるプロ棋士のことをいいます。タイトル戦争いをするようなトップ・プロは対局に忙しくてアマチュアの指導までする余裕はなさそうですが、プロ棋士の中にはトップ・プロになることを目指すのではなく、アマチュア指導をメインに活動されている人が多くいます。

 プロ同士の対局では、そのタイトル戦などを主催・後援しているスポンサーから対局料がもらえますが、トップ・プロでないと大きな金額はもらえないようです。手合い(対局)だけでは食べていけないから、レッスン・プロになる…というパターンがあるそうです。また、段位が低い若い棋士も、あちこちの囲碁イベントに呼ばれて指導碁を打ったりして、アマチュアと交流するケースが多そうです。なんでも、プロ棋士のイベント出演料は段位によって決まっているそうなんで、まだ段位が低い若手を呼んだ方がイベント主催者にとって安上がりという事情があるみたい。

 アマチュアにとっては「トップ・プロ」=「雲の上のすごい人」、「レッスン・プロ」=「囲碁を教えてくれる親しみやすい人」という印象がありますよね。もけもけも最近いろんな囲碁大会でプロ棋士さんに指導碁を打ってもらえる機会に恵まれ、名前を知らなかったプロ棋士さんでもお会いできるとファンになったり、応援しちゃうぞ!って気になっちゃいますもんね。

 話を白江七段の引退に戻しますが、あるプロ棋士さんに聞いたところによると「白江さんなりのケジメをつけられたのではないでしょうか。立派な人ほど引退します」とのことでした。意味もなくダラダラしたおじさん棋士もいるみたい。白江七段は、テレビや著書で拝見するとおりの、お人柄なんでしょうね。

 もけもけが読んだ白江七段の本を紹介しておきます。どれも文体が読みやすくて、一気に読破してしまえたものです。プロ棋士や院生の勉強方法など、ためになる雑文(?)も随所に書かれてあって、おもしろかったです。

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 ほかに手合いを引退されているプロ棋士の中で有名なのは、藤沢秀行九段がいらっしゃいますね。

 秀行先生は引退後に問題を起こして一時日本棋院を除名されていましたが、昨年末、日本棋院と和解して復帰されました。除名の原因は、秀行先生が「日本棋院の免状料は高すぎる。アマチュア囲碁愛好家に、もっと定額で手軽に免状をあげよう」と、独自に免状を発行したことがきっかけらしい。日本棋院に復帰されて独自免状発行はやめられたので、秀行先生の免状にはプレミアがついているかも!?

 もけもけが囲碁を始めた頃、秀行先生の本「よくわかる囲碁」を読んでいたので、なんとなく親しみを持っていました。随分あとになって、プロ棋士としてすごい経歴の方なのだと知ってびっくり。この本は初心者向けでありながら、かなり突っ込んだところまで詳細に説明されているので、基本テクニックをマスターするのに役立ちます。もけもけは、この本でナカデを理解しました。

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 この本も秀行先生の本で、初心者の頃読みました。内容がちょっと初心者とっては高度だったんで、辞書的に、気になるところを拾い読みという形で。一桁級になった今、また読み返してみたら堪能できそうです。

 話を元にもどします。日本の囲碁のプロ棋士は「日本棋院」か「関西棋院」に所属しているのですが、このどちらにも属していない棋士もいらっしゃいます。「昭和の碁聖」と誉れ高い呉清源(ご せいげん)先生です。呉先生は、現プロ棋士たちも一目置き、いまだに教えをこうているくらいなので「プロ棋士の先生」と評していいかもしれません。

 かつてはトッププロとして大きなタイトル戦に登場されていましたし、お歳を召された今も囲碁の研究に熱心で、プロ棋士の間でも「わからないことは呉先生に聞け」と言われているくらいだそうです。呉先生の研究会(1995〜96)の内容をまとめた囲碁学習ソフトも発売されています。付録として、呉清源打碁全集(全824局。解説なし)も付いています。呉先生の研究会を体感されたい人は使ってみては?


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 呉先生が偉大なトップ棋士でありながら、なぜ両棋院に属していなかったのかは、中山典之氏の書いた昭和の囲碁史「昭和囲碁風雲録」を読んだらよく分かります。

 広島での原爆投下時に爆風で飛ばされながらも対局を続けた本因坊戦の様子を含め、激動の昭和囲碁史が、みごとにドラマチックに綴られています。プロ棋士たちの名勝負の活写も随所に描かれているので、プロ棋士たちの息遣い、白熱した名勝負の舞台裏を読んでみたい人にもおすすめの本です。

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 さて、本因坊戦の方はどうなったかというと…。前回の第4局目までで戦績は張本因坊が3勝1敗でタイトル防衛に王手をかけたところでしたから、本日の第5局目で本因坊タイトル防衛なるか!?と大勝負を迎えました。

 注目の第5局の結果は、白熱した戦いの末、黒203手をもって、白の張本因坊が中押し負けしました。18時17分のことです。白204手目を考慮中の張栩本因坊が正座して、記録席に向かって頭を下げ「投了」となったそうです。今対局は中盤から依田名人がリードを守った一戦。角番に追い込まれていた依田名人の底力を見せる一局でした。

 今期は第7戦目まで、このままタイトルの行方がもつれこむかもしれませんね。クライマックスを迎えるこれから、ますます目が離せなくなってきましたね。

 棋譜や対局状況などの詳しい情報は「毎日新聞」ホームページを参考にしてください。

 本因坊戦第6局は7月8日、9日の二日にわたって行われる予定です。

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投稿者 もけもけ : 2004年06月25日 21:55
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コメント

トニイです。
依田挑戦者が挽回し2勝目をあげて第6局へともつれこみましたね。張本因坊このまま一気に防衛とはいかなかったです。さすが依田名人しぶといです。さて第6局・第7局と対局が見られるのは嬉しいようなハラハラするような複雑な心境です。

もけもけさんが第2局の記事で書かれていたように藤沢秀行氏は奇行で有名ですね。氏独自の免状発行は日本棋院の貴重な収入源を侵すことになりますので棋院としては放置できなかったのでしょう。まだ碁に興味が無かったときに新聞の記事に出ていたのが,なぜだか記憶に残っています。

「昭和囲碁風雲録」面白いです。著者の中山氏は日本棋院所属のプロ棋士でもあります。文章がうまい方で,観戦記や囲碁に関するコラムを早い時期から書かれているそうですね。

PS.トラックバック(TB)しました。TB返して貰えると嬉しいです。

Posted by: トニイ : 2004年06月26日 06:58

トラバ返ししておきましたよ〜。

中山氏のように文章が達者なプロ棋士さんは貴重ですよね。激動の時代を生で体験されているわけだし。

免状は棋院のよい収入源なんでしょうけど、やっぱり高すぎると思うなぁ。
まあ、無料でもらえる方法もあるわけですが、囲碁に限らず芸事の免状ってお布施的意味合いがあるのが、なんだかなぁって思ってしまう。
それゆえに日本の段級が甘くなって、諸外国とだいぶ開きができてますもんね。

免状のことだけが原因じゃないのかもしれないけど、秀行先生が棋院を除名されてまで断行しようとされたのはすごいことだと思います。

Posted by: もけもけ : 2004年06月26日 17:18

トラックバックありがとうございました。

退役された呉 清源九段は,日本棋院の名誉客員となっていますね。

呉 清源九段が書かれた本を紹介しておきます。
「中の精神」 東京新聞刊
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昭和の棋聖とも言われる呉 清源九段のお弟子さんが,林 海峯九段,その林九段のお弟子さんが張 栩本因坊です。
張 栩本因坊は結婚されましたが,奥様が小林 泉美女流名人で,お父さんが小林 光一九段,お祖父さんが木谷 実九段です。第5局が行われた神奈川県平塚市は,木谷 実九段が囲碁の道場を置いて全国から才能ある少年たちを集めたところですよね。木谷門下は多くのトッププロを輩出しています。例えば,趙 治勲二十五世本因坊や,石田 芳夫九段・大竹 英雄名誉碁聖・小林 光一九段・加藤 正男九段などなど・・・
木谷 実九段と呉 清源九段は親交があって,一緒に「新布石法」を著しているそうです。
張 栩本因坊と小林 泉美女流名人の間に生まれるお子さんは,木谷九段と呉九段の囲碁DNAを受け継ぐのでしょうか。

Posted by: トニイ : 2004年06月26日 17:59

>トラバ返ししておきましたよ〜。

ありがとうございます。第2局と第4局はトラックバックが無くて寂しかったです(^_^)。
さて,コメント書いている間に,コメント頂いて行き違いになってしまいました(^_^;)。

>中山氏のように文章が達者なプロ棋士さんは貴重ですよね。激動の時代を生で体験されているわけだし。

この方が書かれたモノなら間違いないと思います。
もけもけさんが紹介されていない中山氏の著書があるので以下に書いておきます。岩波新書で唯一の囲碁に関する本なのだそうです(^_^)。
「囲碁の世界」 岩波新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004203430/
中山棋士は囲碁の普及にも熱心で,自腹でヨーロッパの囲碁サミットに出かけられていらっしゃるようですね。

では,また〜〜


Posted by: トニイ : 2004年06月26日 18:22

白江治彦さんの引退
失礼な言い方かもしれないが、当然だと思う。
プロ棋士は、レッスンプロであろうが、プロ棋戦での対局を義務付けられているはず。戦績を見た限り最近一度も勝った事がないようでした。
主宰されている囲碁団体には、ダイヤモンド囲碁サロン(代表稲葉禄子)があります。年会費12万円という高級サロンです。
したがって、生活にはまったく何不自由のない様子なので、白江治彦として、引退するのにふさわしい時季を探して見えたのでしょう。
本当は、日本棋院がレッスンプロ、指導プロの分野を認めて、プロ棋士とは別のシステムを作るべきだと思います。

Posted by: 河合 俊三 : 2004年10月07日 12:16

河合さん、ご意見どうもありがとうございます。
白江さんの戦績は知りませんでした。
おっしゃるとおり、対局で勝てなくなっていらっしゃったのなら、潮時だったのでしょうね。
棋士とか、年齢制限のない職業って、自分で引退時期を決めなきゃいけませんもんね。
ずるずる引きずるよりは、潔く引退された方がご本人にとっても周りにとっても気持ちいいと思います。
引退と言っても、囲碁の棋士の場合は手合いを辞めるというだけで棋院を辞めるわけではないですから、二種類のプロ棋士がいらっしゃることになるんでしょう。

自分で潮時を考えるってのも、しんどい話かもしれません。
本来は、降段規定や、勝率が何割以下になったら引退とか、線引きがあった方がいいんじゃないかと思います。

Posted by: もけもけ : 2004年10月07日 23:00
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