年末特別セール100%OFF! オリジナルカレンダー、似顔絵住所ラベルなど VistaPrint
2004年04月15日

十段戦第4局結果速報と囲碁こぼれ話

 今回は、各国と対比したプロ・アマ界事情の話を織り交ぜて、十段戦の棋戦結果を報告します!

 白番:張栩
 黒番:王立誠

 4連覇を目指す王立誠(おうりっせい)十段に、昨年、本因坊と王座の二冠を獲得した張栩(ちょう・う)本因坊が挑戦中です。前回までで2勝1敗と、王十段がタイトル防衛に王手をかけていたところです。今日、王十段が勝てばタイトル防衛が決定、張本因坊・碁聖が勝てば勝負は第5局にもつれこむことになります。

 この十段戦は産経新聞社主催で、7大タイトル戦の中では挑戦者決定トーナメントで唯一、敗者復活戦のある棋戦です。過去の連覇記録は加藤正夫九段の4連覇が最高なので、今年度の十段戦で王十段がタイトル防衛すれば過去の連覇最高記録と並ぶことになります。

 みなさんは、囲碁プロ棋戦にどんな棋戦ががあるかご存知ですか?

 七大タイトル戦の他には、「女流本因坊戦」「女流名人戦」などの女性のプロ棋士だけが参加できる女流棋戦、韓国や中国などの外国のプロ棋士が一緒に参加する世界棋戦があります。プロ棋戦の一覧は「囲碁データベース」に掲載されている「国内プロ棋戦一覧」「国際プロ棋戦一覧」のページを参考にしてください。こんなにいっぱいあるのかぁって関心しちゃいますよ。

 マンガ「ヒカルの碁」の第二部は「北斗杯」という日・中・韓のジュニア・プロ棋戦のお話でしたが、北斗杯は架空の棋戦です。ジュニアを対象にした国際棋戦が本当に開催されるようになれば一興ですね。子供たちのレベルを底上げしないと、国際棋戦で日本は戦えなくなってしまうんじゃないでしょうか。

 もともと囲碁は日本のお家芸だったのですが、いまでは韓国や中国などの囲碁界の方が隆盛のようです。十数年前までは日本が軒並み優勝をさらって独壇場だった国際棋戦も、短期間の間に逆転されてしまい、日本が優勝することは難しくなっています。

 その背景には、プロ棋士の待遇の違いが大きな要因のひとつになっているそうです。中国や韓国では、プロ棋士は高収入の名誉ある職業。日本ではほとんどのプロ棋士が対局料だけでは生活できない状況で、囲碁教室や執筆活動その他のアルバイトで食いつないでいる状況らしい。タイトルを獲得するようなトッププロでさえ、一つのタイトルの優勝賞金は数千万円程度、数十年前にプロ棋戦が始まった頃と比べてほとんど賞金がアップしてないのです。

 オリンピック代表選手なんかも似たような状況らしいですね。日本の代表としてメダルを獲得しても報奨金はわずか数百万円らしい。あとは、メダルと名誉を得られるだけ。それが悪いことだとは言わないけれど、幼い頃から努力し続けた成果がこれでは費用倒れになるのは必至です。金銭的にゆとりのある人でないとトップを目指せなくなってしまう。それに幼い頃からそのスポーツにだけ賭けた生き方をしていると、選手を引退したあとにツブシがきかないなんてことにもなります。国によって報奨金は違ってて、オリンピック選手養成を重視する国では、金メダルを一度獲得すればその後の一生が保障されるそうです。そういう国なら子供たちも一所懸命オリンピックを目指して頑張れるし、強い選手が生まれる仕組みができてたりするんですよね。

 囲碁の世界も似ています。中国や韓国では、幼いうちからプロ棋士になるべく親元を離れて養成機関に入ったり、学校の正規授業に囲碁があったりするらしい。囲碁を勉強できる環境が充実しているのです。日本の現プロ棋士や、プロ棋士を目指している子供たちが努力してないわけじゃありません。ただ、環境が整っていないために絶対的な層が薄いとは言えるかもしれません。

 知り合いのプロ棋士さんから子供の頃のことを伺いましたが、小学生のときから毎日、学校から帰るその足でランドセルを背負ったまま囲碁教室に向かい、終電がなくなる夜中近くまで囲碁の勉強をして、小学校で授業中に睡眠をとっていたそうです。学校の宿題なんかやってる暇もなかったとか。もちろん土日も遊んでなんかいなかったそうです。彼に限らず、プロを目指す子供たちはそういう囲碁漬けの生活を送っています。そこまでしてやっとプロ棋士になっても収入的に恵まれないばかりか、一般の人には「プロ棋士って、職業なの?」と認知度も低いんですから報われない話です。

 数年前から囲碁マンガ「ヒカルの碁」の影響で子供たちの間で囲碁ブームになっているといっても、指導者不足で囲碁を始めたくても始められない子供たちも大勢います。小中学校に囲碁ができる先生がいなかったり、碁会所でも初心者お断りってところがまだまだ多い。核家族だから囲碁好きのおじいちゃんに教えてもらえる機会がないってこともある。子供囲碁大会に参加する子供が増えているのは確かだけれど、その子たちは誰かから囲碁を教えてもらえたのだろうから恵まれている方だと思います。

 もけもけの息子もヒカ碁スクールに通ったり、碁会所でレッスンしてもらったり、地元の囲碁クラブに参加させてもらったりと、かなり恵まれた環境にいます。でも、自分で言うのも何ですが、これはもけもけの努力の成果。小学校では指導者がいなくて囲碁クラブがなくなり、囲碁好きの父も亡くなったあとだったので、教えてくれる人はいなかったのです。もけもけが買った囲碁の入門書やネットの囲碁入門サイトを二人で読んでルールを勉強し、電話帳で調べて碁会所探しから始めたのです。

 この記事を読んでいる親御さんがいたら、子供が囲碁を習いたいと言い出したとき、ぜひ力になってあげて欲しいです。囲碁って、まずルールを知ることが第一関門ですからね。子供と一緒に入門書を読んで9路盤でゲームしてみるもよし、入門教室のある碁会所を探してあげるのでもいいです。用具は、おもちゃ屋さんで揃えられます。安い折りたたみ碁盤とプラスチックの碁石なら、1セットで5,000円くらいです。

 子供でなくても「ヒカルの碁」を読んで囲碁を始めてみたくなった人もいることでしょう。すでに囲碁愛好家の人は、なじみの碁会所に初心者さんがやってきたら、やさしくルールを教えてあげてみてください。下手いじめに夢中になっているようではだめですよ。囲碁の仲間が増えるということは楽しいこと
なのですから。

 アマの層が厚くなれば、それだけプロの層も底上げされることにつながると思います。ネット碁ができてから、周りに囲碁仲間がいなくても世界中の人と対局できるようになりました。ネット碁によって、アマチュア全体のレベルが上がってきているそうです。これから囲碁を始めてみようかなぁって人のために、次回は「もけもけ流・囲碁入門講座」を書いてみようかなぁ。

 さて、十段戦第4局の今日の結果は、午後5時24分、127手で黒番の王十段が中押し勝ち! 通算成績を3勝1敗として十段戦四連覇を果たしました! 第5局に持ち越すことなく、タイトル防衛です。王十段おめでとうございます!

 棋譜などのより詳しい試合結果情報は、産経新聞社のホームページでご覧ください。

CoRichブログランキング



他の人気ブログを読みたい方はこちらへどうぞ⇒人気blogランキング ブログランキングranQ
投稿者 もけもけ : 2004年04月15日 22:36
★あまぞんブログでAmazonの商品とカスタマーレビューを一覧して読めるようになりました!キーワードを入力して利用してくださいね↓
PR
囲碁用品
携帯電話グッズ
おもしろグッズ
ペットグッズ

コメント